Message to Press people

ご存知の通り IPv6 は、完成された技術ではなく、実装および実験的運用から のフィードバックで修正される段階にあります。そのため、しばしば仕様が変 更されております。この仕様の変更は細かい点に関するものが多いのですが、 大幅に修正されることもあります。たとえば、アドレス体系も Provider Based Address から Aggregatable Address に変更されました。このような改 定は今後も継続すると考えられます。

次世代の Internetwork 技術の開発を担う若い世代に最新の技術を伝えること は、我々 WIDE Project の活動の目的の 1 つです。しかしながら、IPv6 に関 しては執筆中に仕様が変更されることが多く、出版された段階ですでに時代遅 れになってしまうのではないかと危惧されます。 我々の活動としても、最新の仕様に実装を対応させ、 それに基づいた運用や実装の経験を行ない、よりよい仕様の決定に貢献したい と考えております。

以上のような状況であるため、大変申し訳ありませんが、WIDE Project IPv6 分科会には、執筆する余裕がありません。ある程度仕様が確定すれば、執筆も 不可能ではないかもしれませんが、現在のところお引き受けできません。ご理 解を頂ければ幸いです。

IPv6 に関する取材に関しては、 press@wide.ad.jp にメールを送ってください。 Subject: は、[IPv6] で始めてください。 決して v6@wide.ad.jp には送らないでください。


$Id: press.html,v 1.2 1999/12/02 03:38:26 sumikawa Exp $