$Id: inet6-alloc-ex.txt,v 1.1.1.1 2001/06/02 06:03:17 kenken Exp $ IPv6アドレス割当てについての具体例 WIDE ProjectではRFC2374[1]で規定されている "An IPv6 Aggregatable Global Unicast Address Format" と呼ばれる形式に基づいてIPv6アドレスを割当てている. これは経路表の数を小さくするために階層的なアドレス割当てを 実現するもので,WIDE Projectでもこれによって定義されている形式に 基づいてIPv6アドレスの割当を行っている. 具体的には,例えば host-a.v6.xxxx.netというホストがあり, このホストには2001:200:0e1c:e320:1000:f4ff:fe35:82daという IPv6アドレスが割当てられているとする. +----+----+----+----+----+----+----+----+ |2001|2000|0e1c|0e30|0200|f4ff|fe35|82da| +----+----+----+----+----+----+----+----+ +---------+-+--+----+-------------------+ sTLA N1 N2 SLA Interface-ID /35 /41 /48 /64 /128 これは, -WIDE Projectは上位のアドレスレジストリ(APNIC)から 2001:200::/35というIPv6 アドレスプレフィックスを割当てられている. -WIDE Projectは,割り当てられたIPv6アドレスプレフィックスを NLA1とNLA2にわけ,NLA1は/41,NLA2は/48のIPv6アドレスプレフィックスを 割当てている. -WIDE Projectは,xxというNLA1組織に2001:200:0e::/41という IPv6 プレフィックスを割当てている. -xx組織はxxxx組織に対して2001:200:100c::/48というアドレス プレフィックスを割当てている. -xxxx組織はSLA 0e30をhost-a.v6.xxxx.netが存在するセグメント に割当てている. と解釈でき,階層的にIPv6アドレスが割当てがおこなわれている. [1]R. Hinden,M. O'Dell,S. Deering "An IPv6 Aggregatable Global Unicast Address Format" July 1998. RFC2374 12p